細ランドを導入したパチンコ島

オレンジを基調にした外観
注目の人気スポット
家族連れらが続々
戦国時代には貿易港として対明貿易や南蛮貿易で全国にその名をとどろかせた大阪府堺市。千利休も愛した近世の国際都市だ。そんな堺市で今、再び臨海部に注目が集まり始めている。大阪府が進める「大阪湾臨海地域整備計画」で、臨海部地区を「職・住・遊・学」の多機能複合型都市と位置づけて大規模開発。うち一画を「堺浜」とネーミングし、商業施設を集積させたことで、人気の最新スポットとなったのだ。
ジャック&ベティが出店したのはその堺浜に今年オープンした複合商業施設「堺浜シーサイドステージ」内。広大な敷地には同店のほか、映画館やゲームセンター、レストラン、家電量販店、ホームセンターなど、アミューズメントから飲食、ショッピングまでの店舗が軒を連ね、店舗ごとの相乗効果で巨大な集客力を作り出している。
「市の中心部からは少し離れていますが、集客力は抜群。週末には家族連れやアベックなどのマイカーで周辺の道路が大混雑するほどです」と話すのは同店を経営する松屋百貨店の山本透営業部エリア部長。商圏全体をにらんだマーケティング戦略に知恵をしぼっている。
同店が目指すのは建物外観や内装、接客などで顧客を感動させる店作り。遊技機などでの差別化が難しいパチンコ営業の特性上、店舗そのものの魅力での訴求を目指しているという。
斬新な島レイアウトのパチスロコーナー

店名のイニシャルを図案化したロゴは液晶
店の中央から広がる
“楽しさ”の波紋
外観は鮮やかなオレンジ色を基調に店名のイニシャル「J」「&」「B」を図案化したロゴを建物正面と側面に配置。側面のロゴ内は液晶となっており、さまざまな映像が流されている。こうした複雑な形の液晶は全国でもほとんど例がないものだという。
店内に足を踏み入れると、右手にパチンココーナー、左手にパチスロコーナーがあらわれる。その境にカウンターがあり、天井にはカウンターから店内全体に向かってオレンジ色のラインが同心円状に描かれている。楽しさの波紋が店の中央から全体に向かって広がっていくようだ。
そして、カウンター横にはその日その日のイベント情報を知らせる曜日ごとのパネルが並ぶ。パネルはテレビドラマや映画をパロディーにしたもので、金曜日パネルは「もっと出す!」と力説している武田鉄矢風の人物の写真と「金パチ」のコピー、土曜日パネルは市原悦子風の人物の写真と「土曜ワイド劇場・家政婦は見た!」「ワイド札台を狙え」のコピーといった具合。いくぶん脱力感漂う写真とコピーが見る人をくすぐりながら、ホールが常に何か仕掛けてきそうな期待感を抱かせている。
また、カウンターを中心に放射線状に配置されたパチスロ島のレイアウトは斬新だ。島上には液晶が回転し、さまざまな情報を発信している。パチンコ島はオーソドックスな配置だが、補給設備にはニューギン・アドバンスの細ランドを導入。足元が従来の島より90ミリ広くなっている。
1年後には女性客比率を40%以上に高めたいという同店。山本エリア部長は「ごみひとつ拾うことからスタートしたい」と地道に取り組む姿勢を見せた。
曜日ごとのイベント情報パネル
●所在地/大阪府堺市堺区
築港八幡町1-1
●開店日/2006年4月24日
●経 営/㈱松屋百貨店
●代表者/町田誠生氏
●店舗数/25店舗
●総台数/1192台
(うちパチスロ392台)
●店舗開発/モアグループ
●補給設備/ニューギン・アドバンス