大阪の景品交換所職員500人が24時間スト
大阪府内の景品交換所に勤務する女性たちで作る三つの労働組合が7月15日、24時間ストライキを実施。雇用主である財団法人「大阪障害者母子寡婦福祉事業協会」に時給1010円から1100円への賃上げを求めたもので、1961年の同協会設立以来、初めてのストとなる。同協会では2004年に給与体系が見直され、繁盛手当てなどを含め22万円程度あった正規職員の給与が、18万円程度に引き下げられていた。現在、府下約900軒の景品交換所で約2200人が勤務しているが、ストに参加したのは、大阪地域合同労組など3組合に加入する約500人。労使間で2月から5回に渡って団体交渉を行ってきたが、決裂していた。同労組では、「(スト後も)協会側は、依然として一時金のアップで対処したいとしているが、協会はここ数年黒字決算が続いており、賃金アップは可能なはず。このまま妥結しないのであれば、さらなるストも辞さない」と話している。なお、スト中は3組合に加入していない職員らが交換所に入って対応したため、どの交換所でも目立った混乱は生じなかった模様だ。
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