警視庁が中古機販社社長を闇スロ経営で逮捕
警視庁保安課と麹町署は12月9日、常習賭博等の疑いで、東京都新宿区歌舞伎町のパチスロ賭博店「ひばり」の経営者を逮捕。被疑者が回胴遊商や東遊商に所属する中古機販売商社の経営者だったことから、業界に波紋が広がっている。警視庁広報課によると、被疑者は同店従業員らと共謀の上、10月9日、同店内に設置した「パチスロ機と称する回胴式遊技機」20台を使って、客2人を相手に賭博行為をしたという。警視庁保安課などは同日、同店関係者5人と賭客2人を常習賭博等で逮捕し、さらに捜査を続行中だった。使われていたのは主にパチスロ4号機だったとされている。4号機を使った「闇スロ」「裏スロ」と呼ばれるパチスロ賭博の存在が取りざたされるようになったのは1年余り前から。こうした事態を受けて、行政当局も11月下旬、業界側に「排出台の適正な処理」を促していた。そんな中での事件発覚で、しかも経営に関与していたとされる重大事犯なだけに、業界内には衝撃が走っている。
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