警察庁保安課は3月14日、消費増税に伴い4月1日から施行される風適法施行規則改正案に対するパブリックコメントの募集結果（全934件）を公表。遊技料金について、これまで玉1個4円、メダル1枚20円が上限だったものが、それに消費税額を加えた金額が上限とされることについては、「引き下げた方がいい」との意見がある一方、「店の負担を考えると、もっと引き上げるべき」との意見が寄せられたという。それに対して、同庁では「税率アップ分を店の客に円滑かつ適切に転嫁するには、遊技料金の上限額を、消費税の増額分が反映された額まで引き上げるのが適当だと考えた」と説明。提供賞品の最高限度額が「9600円に消費税相当額を加えた金額」とされたことには、わかりづらいとの声が寄せられたが、同庁は「遊技機規則で定めた大当たり出玉の上限2400個に4円を乗じた額に、税率5％を加えた金額が概ね1万円なので、これまでは1万円とされていた」と説明。今回の改正は税率アップに対応するものなので、基準は引き続き2400玉が適当とした上で、1玉あたりの上限が「4円に消費税額を加えた額」になることから、「9600円＋消費税額」にしたと答えている。