大和工業が破産、日工組を法定脱退
日工組(井置定男理事長)加盟メーカーで、民事再生中だった大和工業(本社・名古屋市、重光進社長)が再建を断念。破産手続き開始を申し立て、昨年12月14日に認められた。破産手続き開始決定に伴い、日工組は同日付で同社を法定脱退とした。日工組によると「今年に入って破産管財人から連絡があった」という。同社は83年に設立、05年5月に日工組に加盟した。06年に販売した「CRチューリップ物語」などに「玉飛びが悪くなる」などの不具合が発生。検定を取り直し、再販していたが販売は振るわず、経営が悪化していた。昨年5月1日、23億円の負債を抱えて東京地裁に民事再生法適用を申請。再建を目指していたが、大口債権者との意見調整が難航するなどして、11月から破産での処理に切り替えていた。
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