ファーストが民事再生法の適用を申請
ファースト(本社・東京都中央区、大島享社長)は、昨年12月25日、東京地裁に民事再生法の適用を申請、受理された。負債総額は約10億円。同社は1999年に岡山県を本社として設立。05年には茨城県に工場を設置、本社を都内に移すなどしながら、パチスロ機の製造・販売に努めてきた。しかし昨年7月、「ザゴルフ-30」をめぐる商標法違反事件で大島社長をはじめ、計5人が逮捕。無実を主張し続け、10月には全員が不起訴となり、立て直しを図っていたが、「風評被害は大きく、8月発売の『マジシャン』については約3000台の注文が入っていたのに、キャンセルが相次ぎ1000台程度しか売れなかった」(同社関係者)。同社は今後再生に着手し、新機種「Wキャッツ」の生産・販売を行っていく予定だという。
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